加齢性黄斑変性(4)
by 鍼灸梅庵
それでは7の脾気虚弱によるものです。
脾と言う臓腑は、水を動かし捌いていく、処理する臓腑の一つです。この機能を運化と言います。また、上に持ち上げていくという作用があります。これを升清と言います。
疲労の蓄積や食事の不摂生、もしくは体質的に脾が弱いとこれらの機能が落ちてきます。
加齢性黄斑変性(滲出性)は黄斑部がむくんでくる場合がありますが、これは上記の運化機能がうまく働かずに、水が処理できていないから、という風に捉える場合があります。この場合食欲不振や、下痢しやすい、疲れやすい、全身がむくみやすいなどの症状が現れることがあります。
また、升清という機能がうまく働いていないと、体の上部にある目にうまく栄養を持っていくことが出来ません。それによって目の機能がうまく働かなくなる、と考える場合もあります。
実際には今まで解説した以外にも、他の原因も重なってくる場合が多いので、鍼灸梅庵では問診情報やお体の状態からこれらを考えて鍼を行っていきます。
また、普段の生活の改善点など、養生にも力を入れています。
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