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逆子について(2)

さて、前回は逆子について三種類の分類を上げました。 まずは始めの、「肝鬱気滞」によるもの、から解説していきます。 書籍によっては単純に「気滞」による物としている物もあります。 気滞というのはその時の通り気のめぐりが滞ることです。それによって色々な機能が正常に働かなくなってきます。 東洋医学では肝という臓腑は気をめぐらせる作用(疏泄作用)があり、伸びやかでいたいという性質を持っています。 普段の生活で色々気になること、(人間関係や育児への不安など)があると、心や体が緊張し、この肝の疎泄作用がうまく働かず、気がうまくめぐらなくなります。 また、お母さんの体が緊張しかたくなることで、胎児がうまく子宮の中で回転できなくなる、という風に捉えます。 鍼でもそれぞれの患者さんにあわせて、心と体の緊張をとるような鍼を行います。又普段の生活でも体をリラックスさせる時間を作ったり、適度な運動で体を緩め、気をめぐらせる様にするなどを心がけることが大切です。 つづく

逆子について(1)

体位不正についてのお問い合わせが時々ありますので、記載しようと思います。 体位不正は中医学ではいくつかの考え方があります。 専門的な用語が出て参りますが、解説を交えながら書いていこうと思います。 分類はいくつかありますが、今回は医歯薬出版「エキス剤から始める中医産婦人科臨床」という本の分類をベースに解説していきます。 この書籍では 1、肝鬱気滞による物 2、脾気虚弱による物 3、腎気虚損による物 に分類しています。 一般的に1の肝鬱気滞による物は比較的早く体位転換が起こり、2,3は時間がかかることも多いですが、一概には言えません。 つづく

研修会参加

しばらく更新をサボっていましたが、3/18、19と研修会及び師の治療院への研修へ行って参りました。

5月診療日程

5月は13日(木)が16時迄の診療となります。 他はGW含め診療いたします。