「視界の中心がゆがんで見える」「見たいところが暗くなって見えにくい」 眼科で「加齢性黄斑変性(かれいせいおうはんへんせい)」と診断され、不安な日々を過ごされていませんか? 加齢性黄斑変性症は、現在日本において視覚障害の原因の第4位とされており、高齢化に伴って増加傾向にある眼科疾患です。西洋医学においては眼球内への注射やレーザー治療などが用いられますが、それらは「進行を食い止める・遅らせる」ことが主な目的であり、根本的な完治が難しいとされています。 「このまま視力が落ちていくのを待つしかないのか…」と諦める前に、東洋医学(中医学)の視点を取り入れてみませんか。 東洋医学では、目は単独で存在しているのではなく、五臓六腑(内臓)と深く繋がっていると考えます。全身のバランスを整えることで、目の栄養状態を改善し、病状の進行を抑えたり、症状の緩和を目指す鍼灸治療のアプローチについて詳しく解説します。 西洋医学において、加齢性黄斑変性症は大きく「萎縮型」と「滲出型(しんしゅつがた)」の2種類に分けられます。 伝統的な東洋医学の分類では、外からは異常が見えないのに突然視力が低下する状態を「暴盲(ぼうもう)」と呼びます。現代医学における網膜硝子体出血や眼底出血、血栓などによる視力低下がこれに相当します。 専門書である『中医眼科学』においては、この疾患に対して以下のような多様な原因分類(弁証)がなされています。当院では、患者様のお体がどのタイプに当てはまるかを見極め、治療方針を決定します。 東洋医学では、「物を見るときに陽の性質である『光』が目に入ってくるため、その受け皿となる『陰』の力が必要である」と考えます。 目は主に「肝」と「腎」から供給される栄養(陰の性質)によって養われています。加齢や目の使い過ぎでこれらが消耗すると、光を受け止める力が弱まります。さらに陰が不足して相対的に熱(陽)が過剰になると「陰虚火旺」となり、目の炎症や出血を引き起こしやすくなります。 胃腸(脾)は、体内の水分を処理する「運化」と、栄養を上部(頭や目)に持ち上げる「升清」という機能を持っています。 脾が弱ると、目の周囲の水分がうまく処理できずに黄斑部がむくんだり(滲出型の要因)、目という一番高い場所にある器官に栄養が届かなくなります。胃腸が弱い、疲れやすい、むくみやすい方に多いタイプです。…
「外は猛暑なのに、室内は冷房でキンキンに冷えていて体がだるい」 「食欲がなく、冷たい麺類ばかり食べていたら胃腸の調子がおかしい」 「体は疲れているのに、夜は寝苦しくてスッキリ起きられない」 毎年夏になると、このような「夏バテ」や「冷房病(クーラー病)」による自律神経の乱れでお悩みではありませんか? 日本の夏は年々過酷さを増しており、外の猛暑と室内の冷房による「激しい寒暖差」は、私たちの自律神経や体力を極度に疲弊させます。その結果、全身の重だるさ、めまい、食欲不振、下痢や便秘、頭痛、不眠といったさまざまな不調が引き起こされます。 「夏バテだから仕方ない」「秋になれば治る」と放置したり、栄養ドリンクで無理やり乗り切ろうとしたりするのは禁物です。栄養ドリンクは「無理やり元気を前借りする」ような商品も多く、結果的にさらに体を疲れさせてしまいます。 東洋医学(中医学)の視点から「なぜ夏に体調を崩すのか」を紐解き、弱った胃腸と自律神経を根本から整えることが、過酷な夏を乗り切る最大のカギとなります。 東洋医学では、自然界の過酷な環境が体に悪影響を及ぼす時、それを「邪気(じゃき)」と呼びます。夏の不調は、主に以下の3つの要因が複雑に絡み合って発生します。 夏の刺すような暑さは「暑邪(しょじゃ)」と呼ばれます。これは熱と湿気が合わさった邪気です。大量に汗をかくと、体内の水分(陰液)が奪われるだけでなく、東洋医学では「気(生命エネルギー)も汗と一緒に漏れ出てしまう」と考えます。 これを「気陰両傷(きいんりょうしょう)」と呼び、気が抜けた風船のように体が重だるくなり、動悸や息切れ、強い疲労感に襲われます。 また、暑邪の熱によって、体を冷ますための「ラジエーターの水」を消耗してしまったり(陰虚)、熱や湿気が脾胃(消化器系統)を傷めたりしてしまいます。この消耗したラジエーターの水を補うためには「睡眠」が非常に大事です。西洋医学的にも睡眠の重要性は広く説かれています。 日本の夏は暑いだけでなく、非常に湿度が高いのが特徴です。このジメジメした湿気(湿邪)は、東洋医学において消化吸収を担う「脾(ひ:胃腸を中心としたシステム)」にまとわりつき、その働きを著しく低下させます。…
「雨が降る前日になると、必ず頭が痛くなる」 「梅雨の時期や台風が近づくと、めまいがして体が鉛のように重い」 あなたもこのような、天気による体調不良でお悩みではありませんか? 近年、気圧や温度、湿度の急激な変化によって自律神経が乱れ、心身にさまざまな不調が現れる状態は「気象病」や「天気痛」と呼ばれ、多くの方が悩まされています。 近年では専門の学会ができたり、「天気痛予報」などのサービスも登場し、社会的な注目度が高まっています。今回は、とくにご相談が増える「梅雨の時期の不調」について考えてみます。 気象病では、主に以下のような症状が現れます。 病院で鎮痛剤やめまい止め、漢方薬(五苓散など)を処方されてもその場しのぎになってしまう方は、東洋医学(中医学)の視点で「なぜ自分の体は気圧や湿度の変化に弱いのか?」という根本的な体質を見つめ直すことが、改善への一番の近道です。 東洋医学では、自然界の気候の変化が人間の体に悪影響を及ぼす時、それを「邪気(じゃき)」と呼びます。梅雨の時期や長雨の際に猛威を振るうのが、湿気の邪気である「湿邪(しつじゃ)」です。 湿邪には「重い・粘り気がある・下に溜まる」という性質があります。雨の日に「頭が重い」「足がだるい」「気分がスッキリしない」と感じるのは、この湿邪が体内に侵入し、気(エネルギー)や血の巡りをベタベタと渋滞させている証拠です。 同じ雨の日でも、元気に過ごせる人と寝込んでしまう人がいます。この違いは、東洋医学でいう「脾(ひ:胃腸を中心とした消化吸収システム)」の強さや、普段の生活、肝(かん)に関わるストレスを受けやすいタイプかどうかが影響しています。 「脾」は、食べ物から栄養を作り出し、体内の水分を全身に巡らせるポンプのような役割を担っています。しかし、脾は「乾燥を好み、湿気を嫌う」というデリケートな性質を持っています。 元々胃腸が弱い方や、冷たい飲み物・甘いものの摂りすぎで脾が弱っていると、体内の水分をうまく処理できず、余分な水(水湿・痰飲)が体内に溜まってしまいます。そこに外からの「湿気(曇り・雨・湿度の高い場所など)」が加わると、体内の水と外の湿気が結びつき、大雨で川が氾濫するように激しいめまいや頭痛を引き起こすのです。また、水が停滞することで気の流れが悪くなり、次の肝の問題が出てくるパターンもあります。…
「病院の検査では異常がないのに、めまいや不眠が続く」 「薬を飲んでも、だるさや不調が根本的に良くならない」 このような、いわゆる「自律神経症状」でお悩みではありませんか。 自律神経失調症とは、ストレスや生活習慣の乱れなどにより、体を活動状態にする「交感神経」と、休息状態にする「副交感神経」のバランスが崩れることで、全身に様々な不調が現れる状態を指すと説明されますが、実際には原因不明の症状につけられ、なんとなく納得したような、ということもしばしば見受けられると思います。 よく見られるのは、以下のような症状ではないでしょうか? 東洋医学(中医学)では、自律神経の乱れを「脳や神経だけの問題」とは捉えません。普段の生活や自然界の変化、患者さんの体質などによる「気・血・津液(しんえき)」という全身を巡るエネルギーや水分のバランスの崩れとして読み解きます。お一人おひとりの体質に合わせて根本から調和を回復させることを目指します。 自律神経のバランスが崩れる背景には、現代人特有のライフスタイルが深く関わっています。 東洋医学では、自律神経の働きは主に「肝(かん)」という臓腑がコントロールしていると考えます。「肝」は、全身の気(エネルギー)や感情をスムーズに巡らせる役割を持っています。 過度なストレスや我慢によって「肝」の働きが滞ると、気の巡りが悪くなり(肝気鬱結:かんきうっけつ)、イライラや気分の落ち込み、喉の詰まり感などが現れます。 これがさらに悪化して熱を持つと(肝気上逆:かんきじょうぎゃく)、気が頭に突き上げ、激しいめまいや突発的な耳鳴り、のぼせ、不眠を引き起こします。加齢等による腎虚(じんきょ)等がベースになる、肝陽上亢(かんようじょうこう)や心腎不交(しんじんふこう)等のパターンも考えられます。 思い悩みすぎたり、元々胃腸が弱かったりすると、食べ物から十分なエネルギー(気・血)を作り出せなくなります。その結果、精神を安定させるための栄養が不足し(心脾両虚:しんぴりょうきょ)、不安感、浅い眠り、日中の強いだるさ、立ちくらみなどを引き起こします。 いわゆる「自律神経が乱れている時」のお体は、交感神経が過剰に働き、常に戦闘状態にある「非常に過敏で余裕のない状態」になっている場合や、一時的又は加齢などによる体力の低下が背景にある場合もあります。…
最近、テレビや雑誌などでも「睡眠の質」に関する特集を目にすることが非常に多くなりました。 現代社会は夜遅くまで明るく、スマートフォンやパソコンから常に情報が飛び込んでくるため、脳や神経が休まる暇がありません。 実は、近年の研究において「生命にとっては『睡眠』こそがデフォルト(初期状態)であり、覚醒している状態の方が、進化の過程で生み出された例外的な状態である」という非常に興味深い学説も提唱されています。 生き物にとって本来当たり前であるはずの「眠る」という行為。それにもかかわらず、「布団に入っても、何時間も寝つけない」「夜中に何度も目が覚めてしまい、朝起きても疲れが取れていない」といった辛い不眠でお悩みの方は後を絶ちません。 心療内科や睡眠外来で睡眠導入剤などを処方されても、「薬に頼り続けるのが怖い」「薬を飲んでも、無理やり寝かされているようでスッキリしない」というご相談を、西東京市・ひばりヶ丘の当院(鍼灸梅庵)でも非常に多くいただきます。 不眠症とは、ストレスや生活習慣の乱れ、加齢などにより、睡眠の質や量が低下し、日中の生活に支障(だるさ、集中力低下、食欲不振など)をきたす状態を指します。 東洋医学(中医学)では、不眠を単なる「脳の興奮」だけとは捉えません。五臓六腑の働きや、全身を巡る「気・血・津液(しんえき)」のバランスが崩れ、精神を穏やかに保てなくなった状態として読み解き、根本からの体質改善を目指します。 西洋医学において、不眠症は症状の現れ方によって主に以下の4つに分類されます。これらの背景には、自律神経(交感神経と副交感神経)の乱れが深く関わっています。 東洋医学では、正常な睡眠は「心(しん:精神や意識を司る)」が穏やかで、全身のエネルギーと潤いが充実している状態でもたらされると考えます。これが崩れる主な原因は以下のように分類されます。 【寝つきが悪い・イライラする・夢をよく見る】 日常的な強いストレスや感情の抑圧によって、気を巡らせる「肝」の働きが滞り、それが熱(火)に変わって頭部に突き上げている状態です。 布団に入ってもその日の出来事やイライラが頭を巡り、脳が興奮して寝付けません。めまいや頭痛、目の充血などを伴うことも多くあります。…
「検査で異常なし」と言われた原因不明のめまい 「メニエール」等と診断され、お薬が手放せないめまい 問診とお体の状態から“不調の根っこ”をミリ単位で特定し、 たった1〜2本の「少数鍼」で、あなたの『治る力』を呼び覚ます。 その場しのぎの対症療法ではなく、本気で体質から変えたい大人のための鍼灸専門院です。 病院の検査で「異常なし」と言われたり、お薬を飲んでも繰り返す辛い「めまい」。西東京市ひばりヶ丘の「鍼灸梅庵」では、そんな治りにくいめまいに対し、中医学の知恵(脈診・舌診)を用いて根本原因(胃腸の冷えや自律神経の乱れなど)をミリ単位で特定します。このページでは、体への負担が極めて少ない1〜2本の「少数鍼」によって全身の気血を整え、めまいを根本から改善へと導く当院独自のメカニズムと、実際の改善症例をご紹介します。 めまいは、西洋医学的な視点(耳や脳の問題)と、東洋医学的な視点の両方から原因を探ることで、解決の糸口が見えてきます。 病院を受診した際、めまいは主に以下のタイプに診断されることが多く、それぞれで現れる症状が異なります。 お薬で一時的に症状が治まっても、「またいつ起こるか分からない」という不安を抱えたり、気圧の変化(雨の日など)で繰り返してしまう方は、東洋医学による「根本的な体質改善」が非常に有効です。 西洋医学(病院)は、検査で異常を見つけ「病名」をつけることに長けた素晴らしい医療です。急性の症状に対しては、お薬が絶対に必要です。しかし、治療が「今ある症状を抑えるだけ」にとどまり、根本的な解決に至らないケースも少なくありません。 当院が行う中医学をベースとした北辰会方式は、西洋医学的な「病名の有無」にとらわれません。原因不明のめまいであっても、診断名がついた慢性疾患であっても、東洋医学の視点から見れば「全身の気・血・津液の巡りや、五臓六腑のバランスが崩れた結果(システムエラーのサイン)」です。詳細な問診と脈診・舌診から、「なぜその症状が起きているのか」という根本原因を詳しく探っていきます。局所(耳など)ではなく体全体のゆがみを整えるからこそ、どのような状態であっても、ご自身の持つ『治癒力』を最大限に引き出し、根本改善へと導くことができるのです。 東洋医学では、めまいは単に耳の奥(内耳)だけの問題とは考えません。現代人特有のライフスタイルが、めまいを引き起こす根本原因になっていることが非常に多いのです。…
さて、8月7日は立秋です。暦の上では秋となり、不思議な物で暑い日々とはいえ立秋になると夜の風に秋を感じるようになります。朝晩は涼しくなりますので風邪を引きやすい季節でもあります。 東洋医学のバイブルの一つ、≪黄帝内経≫の”四気調神大論”には 秋の三ヶ月(立秋から立冬)は早寝早起きが大事で、鶏のように起き、早く寝て心を内に向け安らかにし、肺気を清くしておきなさい。そうしないと肺を傷め、冬には下痢の症状が出てくる。 と有ります。 夏の疲れが出てくる時期ですので、温かい物、消化の良い物を食べたり、体を休める時間を積極的に作って今のうちに疲れをとっておくことが大切です。 処暑くらいまでは少し湿度が高い時期が続きますので、瓜類を摂取するなどして体の水はけに注意しましょう。スープや炒め物など加熱して摂取するのもオススメです。
前回の続きです。 案外多いのが水をがぶがぶ飲みすぎて、水分がうまく捌けず、かえって体の中の水はけが悪くなって水分調整がうまくいかずに体調を崩したり、熱中症になってしまう、と言うパターンです。 また、冷房の効かせすぎにも注意が必要です。冷えによって体調を崩してしまったり、表面が冷えることによって逆に体に熱が籠もり、かえってリスクが高まる場合もあります。 クーラーをかけていたのに熱中症になった、と言うニュースが時々出ますが、こういうパターンの場合もあると思われます。 時折じわっと汗をかくようにすることも大切です。早朝や夕方などに散歩をするのも一つの方法です。 また、前回お話ししたように、消化器系に負担をかけるような事をしがちです。 これは体力を消耗し、夏バテにもつながります。また、秋に気温が下がったときに疲れが出やすくなり、体調を崩す原因にもなります。 このような夏バテや秋の体調不良の予防にも鍼灸で熱や湿気を捌いたり、消化器系統を調えておくことも有効な手段です。 西武池袋線ひばりヶ丘駅北口 東京都西東京市ひばりが丘北4-7-18-106 伝統鍼灸 鍼灸梅庵 042-422-0126…
梅雨が明け、又猛暑の日々が続きそうです。 東洋医学的に見た夏の過ごし方を考えてみたいと思います。 東洋医学のバイブルである、≪黄帝内経≫の「四気調神大論」という所に四季の過ごし方に関する記述があり、 ”夏はすこし遅く寝て早く起き、日の光を浴びて、イライラしないように心がけること。” と有ります。 その他気をつけることとして、 ・適度な運動を行い、じんわりと汗をかくこと。 ・ゆっくり動くこと ・瓜類や豆類などをとり、体の水はけを良くし、余分な熱を取ってあげること。 ・冷たい物の飲食が増え、胃腸に負担がかかることが多いため、味噌汁、生姜など、温かい物、温める物を摂取し、胃腸の負担を軽くして冷やしすぎないようにすることも大切です。 京都などでは冷やし飴といって、水飴に生姜を煮詰めて作った物を水に溶かし、冷やした物を飲む習慣があります。エネルギーを摂取しつつ、涼を味わい、生姜の温める作用でそれを緩和するといううまい方法だと思いますが、調子に乗って飲み過ぎると太ります(笑) 西武池袋線ひばりヶ丘駅北口…
それでは7の脾気虚弱によるものです。 脾と言う臓腑は、水を動かし捌いていく、処理する臓腑の一つです。この機能を運化と言います。また、上に持ち上げていくという作用があります。これを升清と言います。 疲労の蓄積や食事の不摂生、もしくは体質的に脾が弱いとこれらの機能が落ちてきます。 加齢性黄斑変性(滲出性)は黄斑部がむくんでくる場合がありますが、これは上記の運化機能がうまく働かずに、水が処理できていないから、という風に捉える場合があります。この場合食欲不振や、下痢しやすい、疲れやすい、全身がむくみやすいなどの症状が現れることがあります。 また、升清という機能がうまく働いていないと、体の上部にある目にうまく栄養を持っていくことが出来ません。それによって目の機能がうまく働かなくなる、と考える場合もあります。 実際には今まで解説した以外にも、他の原因も重なってくる場合が多いので、鍼灸梅庵では問診情報やお体の状態からこれらを考えて鍼を行っていきます。 また、普段の生活の改善点など、養生にも力を入れています。 西武池袋線ひばりヶ丘駅北口 東京都西東京市ひばりが丘北4-7-18-106 伝統鍼灸 鍼灸梅庵 042-422-0126 公式LINE
6,肝腎虧損、8,陰虚火旺についてです。 東洋医学的には、物を見るときに陽の性質である光が目に入ってくるために、其の受け皿である陰の力が必要であると考えます。 肝は目に開竅する、と言う考え方があり、肝と目は非常に密接であるという考え方があります。また、腎も目を栄養しています。目は主に肝と腎から供給される、肝血、腎精、と言う陰の性質によって養われています。 加齢や目の使い過ぎ、疲労、房事過多などによってこれらが消耗してくると目に影響が出て来る場合があります。更に陰の性質が弱まって、陽の性質が強くなってくると8、陰虚火旺、と言う状態になります。そうなってくると、体の状態が熱に偏ってきて、更に陰の性質を消耗したり、この熱が目に影響してくる事もあります。 現代ではスマートフォンやPCの使用時間が増していること等で肝血消耗されやすくなっています。 また、西洋医学的にも言われますが、サングラスの使用なども予防、進行の抑制には大事かと思います。 鍼灸では弱った陰の性質を補ったり、病理産物を処理するような処置を行います。それによって進行を抑えたり、場合によっては一定度の症状の改善が見込まれます。 それでは次回は、7の脾虚気弱による物、を見ていきましょう。 西武池袋線ひばりヶ丘駅北口 東京都西東京市ひばりが丘北4-7-18-106 伝統鍼灸 鍼灸梅庵 042-422-0126…
前回は西洋医学的な分類を見てみました。 それでは東洋医学的にはどうでしょうか? 伝統的な分類では、「暴盲」という症状になります。 暴盲とは、外からは以上が見えず、突然視力の低下する物を言います。現代医学では、網膜硝子体出血など、眼底の出血、血栓などによるものに相当します。 暴盲の弁証は中医眼科学(科学出版社)では、視衣暴盲、目系暴盲(視衣は網膜、目系は視神経)の項目があり、前者は以下のように分けられています。 1、気滞血瘀 2、痰熱阻絡 3、気虚血瘀 4、肝陽上亢・肝風内動 5、気血両虚 また、中医眼科学第2版(人民衛生出版社)では、老年性黄斑変性の項目があり、 6、肝腎虧損…
加齢性黄斑変性症は、日本において現在視覚障害の第四位とされています。(日本眼科医会) 西洋医学的には、萎縮型、滲出型の2種類に分けられ、西洋では前者が多く中途失明の原因の第二位になっているようです。日本では後者が多く、高齢化に伴い増加傾向にあるとされています。 萎縮型は50才以降に好発し、両目に起こり、慢性の経過をたどりますが治療法は確立されておりません。 滲出型に関しては片目での発症が多く、眼球内の注射やレーザー療法などが用いられます。進行を食い止める、遅くする、事が目的となります。 それでは東洋医学的にはどう見られるのでしょうか? 次回は中医学における加齢性黄斑変性症の分類を見ていきましょう。 つづく 西武池袋線ひばりヶ丘駅北口 東京都西東京市ひばりが丘北4-7-18-106 伝統鍼灸 鍼灸梅庵 042-422-0126 公式LINE
院内配布用とポスティング用のチラシが完成しました。 https://umiusagi.net/ の半谷さんに作成いただきました。 素敵なデザイン、有り難うございます。 ↓クリックで拡大します。
逆子についていくつかのパターンを解説しましたが、実際には複数のパターンが混在することもあります。 その場合、どちらのウェイトが大きいのか、片方だけの処置で良いのか等を考えて治療していくことになります。 また、当院では妊婦さんに刺激量が少ない打鍼という刺さない鍼を用いることも多いです。